2006年06月11日

ショートブレッドとちんすこう


今日は「紅茶とちんすこうの意外な関係」を紐解きます!

   ショートブレッドとちんすこう    ショートブレッドとちんすこう


    ちんすこう(左)とショートブレッド(右)
  
沖縄の伝統菓子「ちんすこう」が
イギリスのお菓子とどうしてこんなにそっくりなのか?
それも材料と形までもが同じ。
気が付いた・・と言うよりも初めて目の前に出された「ちんんすこう」に
「どうしてここにイギリスのお菓子が?」と
頭にストレートな言葉しか浮かびませんでした。


こんなことを知るとティータイムが楽しくなります・・・・・




※「ちんすこうの意外な関係」は昨年の4月26日のブログをご覧下さい。


私の口から飛び出す言葉に沖縄自慢が増えています。
その自慢の根拠になる事実が
沖縄とイギリスで育った紅茶文化の一致。
一つ一つパチン、パチンとスナップをとめるように見つかります。

それはいつも「新しい発見」のようで・・・
昔からあったもの同士の組み合わせ。
見つかる度にその無理のない一致にときめきます。

身近なお菓子が紅茶にピッタリだという意外な面に
「早速、試しました!美味しかった」と
うれしいお声をいただくとうれしさも倍増します。

何度も繰り返し色々な場面でお話することで
少しずつですが皆さんにお伝えする努力を続けています。


「沖縄にはイギリスに近い水がある・・・」
「沖縄にはミルクティーに最適な低音殺菌牛乳が身近にある・・・」
「沖縄には紅茶にピッタリのお菓子がある・・・」
「そして・・・沖縄は世界有数の紅茶生産地アッサムと緯度が同じ」
「だから・・・同種の紅茶の茶樹が生育できるので茶畑が在る」
「その茶樹の足元には赤土がある!」

全て事実です・・・。

ロンドンの水は硬度250の硬水、
日本で一番硬度の高い沖縄は一番ロンドンに近い=紅茶の風味も近い。
イギリスで普及している牛乳が高級デパートのみではなく
身近なスーパーで普通に買える=美味しいミルクティーも楽しめる。
(アメリカで普及している牛乳ではミルクティーは美味しくない)
紅茶のお供に最適なショートブレッド・・・
そっくりなお菓子ちんすこうがずっと昔から伝統菓子としてそばにあり、
お茶を楽しむアイテムがそろっています。

そして・・・何よりも重要な茶畑があること!
紅茶はお米や果物と同じく農産物ですから鮮度が風味の決め手です。
プロのティーテスターいわく鮮度の落ち紅茶は個性がきれいに現れません。

日本で一番新しい紅茶が楽しめる紅茶の産地沖縄!

生育する気候・緯度・・・・・・そして赤土!
私の暮したスリランカを最初に訪れたヨーロッパ人が
ポルトガル語で地面を指差していったのが
「セイロン(ポルトガル語で赤い土)」。
セイロン島の呼び名のはじまりとなりました。
世界1位の生産地アッサムと緯度が同じで、
世界2位のスリランカの土質を持つ沖縄中北部。

これほどの適地はないと思えるほどに
沖縄と紅茶は無理なく・・・
何も遠くから取り寄せなくても
美味しい紅茶を楽しめる条件がそろっています。

紅茶を知り、生活のなかに
普通に美味しい紅茶が取り入れられる沖縄。


沖縄で紅茶・・・自分の経験から見つけた事実が
意外な発展を遂げています。

沖縄を紅茶の島に・・・もう始まっていると感じているのは
私だけではないように感じます。



Posted by 内田 智子 at 06:07│Comments(0)ティーフード
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