2012年07月09日
紅茶
国産紅茶を作られる方からのお問い合わせが増えています。
皆さん、どうしたら美味しい紅茶を作れるのかに関心が高く、
ご持参されたり送ってくださったり・・。
しかし、そのまえに「紅茶という商品」について
どのように品質が見比べられ流通しているのか
知っていただきたいと思うことが多くなりますした。

世界中の紅茶はテイスティングされて売買される・・、
テイスティング=並べて飲み比べ・・という事です。
紅茶の世界で言うプロは、
私の解釈では「紅茶を売り買いした実績のある人」です。
私達は紅茶メーカーとして世界の紅茶を取り扱った経験から、
沖縄が紅茶原料の生産に向くことに気がつきました。
そして、最適な方法で産地の風味を作ってきました。
そのため、農家さんが作る原料や
他業種の会社さんが作る紅茶とは
一線を引き「国産高級紅茶」プロジェクトとして
取り組むことに努めてまいりました。
取材等も和紅茶・・・などのジャンルではお断りしております。
ただ、紅茶らしきものを作ることは誰にでもできます。
誰にも出来ないこと、私たち自身がプロであるために
プロを喜ばす紅茶作りこそが目指すところです。
製茶して出来た紅茶はまだ原料で商品ではありません。
原料をブレンドしてキャラクターを作り
産地の個性を作っていくのが紅茶メーカーの仕事です。
ブレンドを「混ぜもの」と勘違いされているかたがいますが、
3種類の紅茶同量あわせると互いに風味を相殺するため、
ブレンドは個性をぶつけずに並べる技術です。
バーコードを張り、流通する商品は「中身」と「外装」の一致が条件ですので
作るために風味の異なる原料を商品化するには
ブレンドは不可欠な作業となります。
これが出来ないと、風味の約束ができていない商品で
緑茶業界さんでも同様の技術があって
初めて原料が商品化されてきた歴史があります。
ただし、紅茶のテイスティングをするものは緑茶のキャリアがなく、
緑茶をテイスティングするものは紅茶のキャリアがありません。
紅茶はワインのようなボディーやタンニン・ミネラルのバランス、
緑茶はアミノ酸系と求められる成分が異なるためです。
苗を植えて、育て、茶摘して、製茶、
品質チェックのテイスティング、ブレンド、
パッキングして初めてお客様にお届け出来ます。
その作り手の考えまでもがティーカップの中に現れる仕事です。
そのため、やはり不可欠な技術がテイスティング。
レベルが上がることが紅茶の品質向上に確実につながります。
そして、品質は並べて飲み比べない限り
誰に確認できないのが事実です。
夢や希望ではなく「その紅茶より、安くておいしい紅茶」があれば
認められないのです。
そのことを皆さまにお伝えしたくテイスティングクラスと
テイスティングカップの販売を始めています。
お客様は紅茶はわからないと思う作り手と、
紅茶好きの皆さまの本当のことを知りたい・・とのお声を
「飲み比べる」=テイスティングをすることを広め、
明らかにして喜んでいただきたいといます。
皆さん、どうしたら美味しい紅茶を作れるのかに関心が高く、
ご持参されたり送ってくださったり・・。
しかし、そのまえに「紅茶という商品」について
どのように品質が見比べられ流通しているのか
知っていただきたいと思うことが多くなりますした。

世界中の紅茶はテイスティングされて売買される・・、
テイスティング=並べて飲み比べ・・という事です。
紅茶の世界で言うプロは、
私の解釈では「紅茶を売り買いした実績のある人」です。
私達は紅茶メーカーとして世界の紅茶を取り扱った経験から、
沖縄が紅茶原料の生産に向くことに気がつきました。
そして、最適な方法で産地の風味を作ってきました。
そのため、農家さんが作る原料や
他業種の会社さんが作る紅茶とは
一線を引き「国産高級紅茶」プロジェクトとして
取り組むことに努めてまいりました。
取材等も和紅茶・・・などのジャンルではお断りしております。
ただ、紅茶らしきものを作ることは誰にでもできます。
誰にも出来ないこと、私たち自身がプロであるために
プロを喜ばす紅茶作りこそが目指すところです。
製茶して出来た紅茶はまだ原料で商品ではありません。
原料をブレンドしてキャラクターを作り
産地の個性を作っていくのが紅茶メーカーの仕事です。
ブレンドを「混ぜもの」と勘違いされているかたがいますが、
3種類の紅茶同量あわせると互いに風味を相殺するため、
ブレンドは個性をぶつけずに並べる技術です。
バーコードを張り、流通する商品は「中身」と「外装」の一致が条件ですので
作るために風味の異なる原料を商品化するには
ブレンドは不可欠な作業となります。
これが出来ないと、風味の約束ができていない商品で
緑茶業界さんでも同様の技術があって
初めて原料が商品化されてきた歴史があります。
ただし、紅茶のテイスティングをするものは緑茶のキャリアがなく、
緑茶をテイスティングするものは紅茶のキャリアがありません。
紅茶はワインのようなボディーやタンニン・ミネラルのバランス、
緑茶はアミノ酸系と求められる成分が異なるためです。
苗を植えて、育て、茶摘して、製茶、
品質チェックのテイスティング、ブレンド、
パッキングして初めてお客様にお届け出来ます。
その作り手の考えまでもがティーカップの中に現れる仕事です。
そのため、やはり不可欠な技術がテイスティング。
レベルが上がることが紅茶の品質向上に確実につながります。
そして、品質は並べて飲み比べない限り
誰に確認できないのが事実です。
夢や希望ではなく「その紅茶より、安くておいしい紅茶」があれば
認められないのです。
そのことを皆さまにお伝えしたくテイスティングクラスと
テイスティングカップの販売を始めています。
お客様は紅茶はわからないと思う作り手と、
紅茶好きの皆さまの本当のことを知りたい・・とのお声を
「飲み比べる」=テイスティングをすることを広め、
明らかにして喜んでいただきたいといます。
Posted by 内田 智子 at 19:27