2005年04月26日

満月にだけ茶摘する紅茶・・・

沖縄に広がる茶畑を誰が想像するでしょう?
私もその一人でした。

沖縄に暮らすようになって
初めて「沖縄の緑茶産業」を知りました。
紅茶専門の仕事柄か、興味を持ち尋ねてみました。
その畑の茶葉が大きく、スリランカで見た茶畑の木に似ていたので
そこから品種を調べ国内で沖縄にしか育たない
インド産アッサム種の木を知りました。
面白いことに同じ木の種からは同じ木が出来にくい
「自家不和合性」という性質から
茶畑は「指し木」増やされています。

それから色々な条件が不思議なほど沖縄に適していて
それが昔の調査で知られていて
確信を持ち茶畑が作られて・・・残っていたのです。
そのときの「アッサム種」の木が。

私たちはその畑を道を聞くように探し、
出会い、いま有機・無農薬で紅茶を作っています。
でも、沖縄は以外にも全国で一番
「晴れ」の日が少ない県なのです。
強い日差しが茶葉に当り、苦味がでて
それを醗酵させて魅了に変える紅茶。
(緑茶はその逆です。)
お日様の量が安定しないと加工が予想しずらい、
そこで一番安定した夜に茶摘することにしたのです。

その話はホームページにもありますが、
なかなか沖縄と紅茶が皆さんにとって結びつたかない・・。
満月の夜ならば、明るいし何か不思議なパワーがあるかも、
お月様を見る度に琉球紅茶を思い出してくれたら・・・
などと思いながら
嫌がるところお願いしてできた紅茶でした。

品質も今までの最高を目指し、
生産量を200kgから30kgに落とし作られています。

明日のテイスティングが楽しみで、
今年最初の「満月に茶摘みした琉球紅茶」
皆様にもお知らせいたします。



Posted by 内田 智子 at 23:35│Comments(2)沖縄
この記事へのコメント
こんばんは。初めまして。
ひそかに記事にリンクを貼らせていただきました。

満月紅茶、是非ためしてみたいと思ってます!
Posted by 広川よしの at 2005年09月17日 18:59
広川さん>はじめまして!
月のリズムで暮らしてみる・・・。
まさに、そんな暮らしをずっと前に
スリランカでしていました。
満月の光の中で茶畑にいると
本当に光の粉がさらさらと振ってきます。
音もないのにサラサラと聞こえる静けさで
手のひらに積も様子まで見えるかのようです。

満月~のお話。たくさん有りますので
また、読んでください。ありがとうございます。
Posted by 今本智子 at 2005年09月17日 23:52
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