2005年05月26日
満月の紅茶~今月も幻~
24日は「満月」でした。でも・・・雨。
またしても「満月に茶摘した琉球紅茶」が作れない・・・。
お待たせしている皆様、ごめんなさい。
またしても「満月に茶摘した琉球紅茶」が作れない・・・。
お待たせしている皆様、ごめんなさい。
毎月ある「満月」に紅茶を作ることは
これがなかなか・・とため息がでるのはタイミングが合わないから。
やはり自然は思うようには行かないと痛感してます。
それでも「満月の夜に・・」と企画したのは
いまだ努力不足か沖縄と紅茶が結びつかない方が多いので、
なにか「シンボリック」なものがあれば
イメージしいやすいと思ったから。
お野菜なども摘み取る時間で成分が変わる、
茶葉も同じでは・・と考え企画しました。
沖縄は以外にも全国で一番「晴れ」の日が少ない県。
お日様の光を浴び「タンニン」という成分が増える紅茶の茶葉は
品質が不安定なので夜に茶摘すると安定した原料を手に入れ
沖縄の紅茶専用茶畑で作る茶葉の可能性を試しました。
こうして「満月に茶摘する琉球紅茶」は生まれました。
沖縄の方も他県の方も同じ満月を見るたびに
沖縄で作られる紅茶を思い出してもらえたら
素敵だとおもったので工場長の山城に話すと
いつもの「あーん!出来ないよう」と。
でも彼のよいところはそういいながらも
目を輝かせやってくれるところです。
ここまでは取材を受けるとお話する内容です。
実は、私個人にとっても「満月」は特別な思い出があります。
それは以前暮らしていたスリランカで
満月の日は「ポヤデー」といい学校も銀行もお休みで
国中が禁酒だったのです。信じられますか?
地球のどこかにそんな習慣の続く国があるのです。
外灯のほとんどないその国でみる満月は
大きくて美しく、光の粉が空からサラサラと降ってきて
手を伸ばすと手のひらに積もるように見えていました。
そして「太陽の光は物を判別し、月の光は集めて一つにする」
と教えてくれたのはスリランカ人のおじさまでした。
彼はスリランカの王朝の末裔で真のジェントルマン。
電話が横で鳴っても自分で取らない、
(メイドさんのいる暮らしが板についている!)
女性に対してエスコートする紳士ぶりに
植民地時代うけたイギリスの影響を感じるのでした。
スリランカで暮らしはじめたときは、
最初は銀行が休みで「どうして?」と周りの人に尋ねると
「満月だから」と当たり前に答えるので
「何の冗談!」とテンションをあげる時期もありました。
いつしか、紅茶が生活のなかに普通にあるように
満月も日常の予定に入れて暮らすようになり
それはいまでも続いています。
月の満ち欠けを見ながら夜に、
娘と庭でのむ紅茶。明かりは手元のキャンドルだけで、
何時になく娘が日常の報告をしてくれるので楽しく
大きなティーポットを飲み干してからしょうがなくベットヘ・・。
わたしに色々なものを見せ教えてくれた国スリランカ。
思えば、エレガントで不思議で豊な国でした。
今は弊社のスタッフであるスリランカ人のイノカさんと
スリランカの話で盛り上がります。
つぎは彼女のことを話したくなりました。
いつも長いのに読んで下さる皆様、ありがとうございます。
これがなかなか・・とため息がでるのはタイミングが合わないから。
やはり自然は思うようには行かないと痛感してます。
それでも「満月の夜に・・」と企画したのは
いまだ努力不足か沖縄と紅茶が結びつかない方が多いので、
なにか「シンボリック」なものがあれば
イメージしいやすいと思ったから。
お野菜なども摘み取る時間で成分が変わる、
茶葉も同じでは・・と考え企画しました。
沖縄は以外にも全国で一番「晴れ」の日が少ない県。
お日様の光を浴び「タンニン」という成分が増える紅茶の茶葉は
品質が不安定なので夜に茶摘すると安定した原料を手に入れ
沖縄の紅茶専用茶畑で作る茶葉の可能性を試しました。
こうして「満月に茶摘する琉球紅茶」は生まれました。
沖縄の方も他県の方も同じ満月を見るたびに
沖縄で作られる紅茶を思い出してもらえたら
素敵だとおもったので工場長の山城に話すと
いつもの「あーん!出来ないよう」と。
でも彼のよいところはそういいながらも
目を輝かせやってくれるところです。
ここまでは取材を受けるとお話する内容です。
実は、私個人にとっても「満月」は特別な思い出があります。
それは以前暮らしていたスリランカで
満月の日は「ポヤデー」といい学校も銀行もお休みで
国中が禁酒だったのです。信じられますか?
地球のどこかにそんな習慣の続く国があるのです。
外灯のほとんどないその国でみる満月は
大きくて美しく、光の粉が空からサラサラと降ってきて
手を伸ばすと手のひらに積もるように見えていました。
そして「太陽の光は物を判別し、月の光は集めて一つにする」
と教えてくれたのはスリランカ人のおじさまでした。
彼はスリランカの王朝の末裔で真のジェントルマン。
電話が横で鳴っても自分で取らない、
(メイドさんのいる暮らしが板についている!)
女性に対してエスコートする紳士ぶりに
植民地時代うけたイギリスの影響を感じるのでした。
スリランカで暮らしはじめたときは、
最初は銀行が休みで「どうして?」と周りの人に尋ねると
「満月だから」と当たり前に答えるので
「何の冗談!」とテンションをあげる時期もありました。
いつしか、紅茶が生活のなかに普通にあるように
満月も日常の予定に入れて暮らすようになり
それはいまでも続いています。
月の満ち欠けを見ながら夜に、
娘と庭でのむ紅茶。明かりは手元のキャンドルだけで、
何時になく娘が日常の報告をしてくれるので楽しく
大きなティーポットを飲み干してからしょうがなくベットヘ・・。
わたしに色々なものを見せ教えてくれた国スリランカ。
思えば、エレガントで不思議で豊な国でした。
今は弊社のスタッフであるスリランカ人のイノカさんと
スリランカの話で盛り上がります。
つぎは彼女のことを話したくなりました。
いつも長いのに読んで下さる皆様、ありがとうございます。
Posted by 内田 智子 at 00:31│Comments(2)
│紅茶
この記事へのコメント
こちらへは、はじめまして ですね。
チョット前から気がついて、ロムだけで失礼しておりました。
とても楽しく興味深く拝見しています。
スリランカの満月のお話、とっても素敵ですね。
今度の家はベランダにイスが置けて
お月見をすることが出来るのが嬉しい私です。
今度の満月も、こちらではとてもキレイに見えていて
沖縄が雨だったとは知らず、ああ、今頃茶摘をしてらっしゃるのだわ、
と思いながら、満月紅茶をいただいたのでした。
そういえば、今、沖縄は梅雨ですものね。
次の満月がよいお天気に恵まれますよう、
私もかげながらお祈りしております(^-^)
チョット前から気がついて、ロムだけで失礼しておりました。
とても楽しく興味深く拝見しています。
スリランカの満月のお話、とっても素敵ですね。
今度の家はベランダにイスが置けて
お月見をすることが出来るのが嬉しい私です。
今度の満月も、こちらではとてもキレイに見えていて
沖縄が雨だったとは知らず、ああ、今頃茶摘をしてらっしゃるのだわ、
と思いながら、満月紅茶をいただいたのでした。
そういえば、今、沖縄は梅雨ですものね。
次の満月がよいお天気に恵まれますよう、
私もかげながらお祈りしております(^-^)
Posted by 直実 at 2005年05月27日 12:39
こんばんは、うりずんです。
「外灯のほとんどないその国でみる満月は
大きくて美しく、光の粉が空からサラサラと降ってきて
手を伸ばすと手のひらに積もるように見えていました。」
素敵ですね。思わず自分の手を広げてかざしてしまいました^^
「満月に茶摘するする琉球紅茶」
またまたとても興味深いお話です。
日照時間も関係しているのですね。
これからの記事も楽しみです^^
「外灯のほとんどないその国でみる満月は
大きくて美しく、光の粉が空からサラサラと降ってきて
手を伸ばすと手のひらに積もるように見えていました。」
素敵ですね。思わず自分の手を広げてかざしてしまいました^^
「満月に茶摘するする琉球紅茶」
またまたとても興味深いお話です。
日照時間も関係しているのですね。
これからの記事も楽しみです^^
Posted by うりずん at 2005年05月28日 22:42
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